
このウェブサイトでは「投資をすること」と「英語を勉強すること」が自由度が高い生き方につながると推奨しています。
でも投資ってどう始めたらいいかわからない…
そんな人には高橋ダンさんの投資Youtubeチャンネルがおすすめ。
ウォール街で培われた投資知識が身につくだけでなく、英語も勉強になる一石二鳥なYoutubeチャンネルの動画の英語解説をしました。
簡単に高橋ダンさんを紹介。
まず高橋ダンさんって誰?って思う方のために紹介。

東京生まれ日本国籍のハーフで、米国の名門大学、コーネルを卒業。12歳で投資を始め、19歳でウォール街のメガ金融機関にインターンシップ従事。26歳でヘッジファンド立ち上げ、30歳で売却。6ヵ国に住み、約60ヵ国を旅した後、東京に移住し、現在起業家、投資家、メディアコメンテーターとして活躍。運営する全SNSの累計フォロワーは1年未満で38万人に。
彼の動画を視聴していれば英語と投資、両方とも勉強になります。
くわしくは一本目の記事で解説したので、よければ読んでみてください。
ちなみに前回の記事で紹介した “Why bother~?”が今回の動画でも4:45秒〜に登場します。
前に聞いたことがあるフレーズが続けて登場すると、「あっなんかこのまえ聞いたことあるフレーズかも…?!」
と気になるようになり、やはり印象に残ると記憶に残りやすいです。
何度も出くわすフレーズはまた頻繁に聞く可能性が高いので、そのフレーズを重点的に勉強するようにしましょう。

このシリーズの記事では、高橋ダンさんの初心者〜中級者には役立つ、投資に必要な知識や考え方、使えるツールの解説動画の内容を簡単に日本語にまとめたうえで、
その英語動画のなかから日常的によく使うフレーズを5つピックアップし、
意味や例文、類似フレーズ、使い分け方を解説します。(毎週日曜日に配信)
2本目の動画:”Short term investment…Key is to Find the Trend?”
ダンさんが投資を行ううえで、短期投資の仕方を解説している動画です。
動画のポイントとしては以下の通り。
- 投資に対するリターンを最大化するには、Sharp Ratio(投資効率を計る指標)を上げることを意識する必要がある。
- Sharp Ratioを上げるには、短期投資と長期投資の組み合わせが有効(70%が長期、30%が短期が良い目安)
- 長期投資の比率が多いのは、労力が少なく済み、株価は長期保有すれば安定したリターンがあるから
- 短期投資を一部組み入れるといいのは、(慣れてきてトレンドに乗ることで)長期投資より利益を早く得ることができるから
- 基本的には値上がり銘柄を探すほうがリスクが少なく、はじめはおすすめ
- 株価が上昇を続ける上昇トレンドにあるのか、下落を続ける下落トレンドにあるのかを見極めて、波に乗るのが大切。
上昇トレンドであることを見極めるのに役立つ方法:
- ラインチャートではなくキャンドルチャートを活用するのがいい
- 急激なVolume(出来高)の増加があるかを監視
- 株価が25 day Moving Average(25日移動平均線)の上にあれば上昇トレンドの可能性が高い
- MACD(Moving Average Convergence Divergence)が上向きか下向きかを確認する
- StochasticsのほうがMACDよりトレンドの傾向を示しやすく、アップダウンが激しい。
- RSI(Relative Strength Index)も補助的に活用しているが、Stochasticsと役割はほぼ同じ。
- JETS(USグローバル・ジェッツETF)を例にどう短期投資を行ったかを解説
- まずは小さい額で出来高や移動平均線を参考に短期投資を始め、慣れてきたらMACDやStochasticsも付け足しながらトレンドを見極める精度を高めると良い。
動画ではより詳細に語られているので、ただポイントを読むよりぐっと分かりやすいはずです。
1. “Long story short,~”(3:53~)
直訳どおり、「長い話を短くすると〜」という意味で、「要するに」というようなニュアンスで使えます。
このフレーズを直接聞くことはそれほど多くないかもしれませんが、
同様な意味の、
“To sum up,~”(要約すると〜)
“What I mean is~”(何を言いたいかと言うと〜)
などはよく聞きます。
日本語よりも英語の方が始めにこういった接続詞を入れてあげることで、次にどんな文がくるのかが予測しやすくなり、相手に親切です。
この動画では、
“Long story short, you invest most of your cash that is left over.”
(短くまとめると、残った現金を投資にまわすということです)
というふうに使われています。
2. Twenty four seven (5:45~)
「ずっと」と言う意味ですね。
Twenty four= 24時間
seven=7日間
を表し、24時間+7日間という意味になるので、年中無休というような意味になります。
余談ですが、セブンイレブンも似たようなネーミングですよね。
7=朝7時〜
11=夜の11時まで
営業しているので7/11と名付けられたと言われています。
この動画で出てくる内容としては、
”Now, I’m not recommending you to day trade, quit your job, and watch the markets 24/7.”
(さて、私はあなたに仕事を辞めて、デイトレードをし、ずっとマーケット(相場)を監視しろと勧めているわけではありません)
という意味ですね!
3. “pick up a~”(7:38~)
「本を手にとって」という意味です。
“pick up a~”がよく使われるフレーズで、もちろんよく知っているであろう「〜を拾う」という意味のほかに、
「〜を活用して」や「〜を見つけて」「〜できるようになって」というような意味でもよく使われます。
“Pick up a dictionary to find what it means.”(どう言う意味か、辞書で調べてみな)
“I picked up a hobby”(趣味を見つけたんだ)
“I picked it up pretty fast”(わりと早くできるようになったんだ)
“I picked up a girl”(女の子のナンパに成功した)
“I will pick you up” (迎えに行くよ)
といったように幅広い意味で使われます。
“The first thing I look at right here, this chart here, is a candle chart. Candle Charts have different patterns. Now, there’s all sorts of different patterns and you should probably pick up a book and (study) how to read the patterns.”
(まずここで見るのは、このチャート。このチャートはキャンドルチャートです。キャンドルチャートはいろんなパターンがあります。たくさんの違うパターンがあるので、本を手にとってそのパターンを学ぶほうがいいです)
といったふうに使われていますね!
4. “It indicates that~”(12:43~)
「〜を意味する」「〜証明になる」といった意味。
“It indicates that~”と”It means that~”は同じような意味で使えますが、
indicateを使ったほうが固い表現です。
また、indicateを使うと「〜〜〜というデータがあるので、〜〜の証明です」
といったニュアンスなのに対し、
meansのほうが、「〜〜〜は〜〜〜という意味です」といった、
こういう意味だよ!と一般的に表すことでも使えます。
データを用いたうえで「〜というふうな結論を導けます」ならindicateを、
一般的に「〜という意味です」ならmeansを使いましょう。
動画では、”As a result, when this crosses, usually it indicates that there is a signal change.”
(その結果、これが交差すると通常はシグナルが変わったという意味になります・証明になります)
と使われています。
また同じセクションで
“it signals”は動詞として”it indicates”と同じように使えますし、
”indicator”を名詞で活用して、「〜の指標になっている」といった意味でも使われているのをチェックするといいと思います。
5. I threw~(17:02~)
「投げる」という意味でおなじみの表現ですが、
「提示する」「任せる」といった意味でも使えます。
よく日本語でも「よし、この企画書でとりあえず上司に投げてみて、フィードバックをもらおう」といったふうな言い回しを使いますよね。
同じで、”I’ll probably throw this proposal to my boss and get feedback to see.”というふうに言えます。
また忙しい人の仕事を助けてあげようかなというときに、
“If you are a bit overwhelmed, you can throw some to me”と言えますね。
(ちょっと大変な状況なら、(タスクを)僕にいくつか投げてくれていいよ)
といったふうな使い方です。
動画ではこのように使われています。
“So, guys I just threw a lot of technical indicators at you, but I hope that these are useful.”
(さあ、みなさん。今まででたくさんのテクニカル分析に活用できる指標を提示してしまいましたが、役立つことを願っています)
いかがでしたか?なるべく汎用性がききそうな言い回しを5個集めて、紹介しました。
この部分は何度も意識して聞いて、正しく聞き取れるようになれば、正しく発音できるようになる近道になるので、リピートで聞いてみてください!

コロナで従来通りの働き方が困難な状況が続いているなか、不安を抱える人は少なくないと思います。
でもこういう状況だからこそ、現代でユニバーサルに役立つスキルでもある英語力と投資力を身に付ける時間をとることが重要だと思います☺️