【重要】好きなことを仕事にする必要はない。でもせめて「自分らしく働くこと」はしっかり考えたほうがいい

Image by Unsplash

「好きなことを仕事にしろ」という人は多いですが、賛否両論あるアドバイスですよね。

心理学の研究の発展により、どうやら「好きなことを仕事にする」よりも満足しやすい「適職の見つけ方」が解明されてきているようです。

今日は作家の鈴木祐氏の著書で、心理学者のDAIGOさんが紹介したことで話題になった『科学的な適職』という本を参考に、「失敗しない仕事探し」について考えました。

ジョブスの「好きなことを仕事にした」は誤解?

スタンフォード大学の卒業式のスピーチで世界中を虜にしたスティーブ・ジョブス。

彼は「好きなことを仕事にするべき。探し続け、落ち着くことのないように!」と卒業していく学生たちに語りました。

でもそのジョブス、始めからテクノロジーが好きだったかというと、そうではないようなのです。

ジョブスは元々スピリチュアルが好きで、インドに修行に行くような青年でした。

友人のスティーブ・ボスニアックが作り出したパソコンで儲かると確信してはじめてテックの世界に入ったそうです。

一方でジョブスがアップルの事業を拡げる仕事が大好きだったことは間違いありません。

また、そのスピリチュアルの経験が無駄を極限まで削いだ洗練されたアップルの製品のデザインを形成したのかもしれません。

好きなことを仕事にしたというよりは、「仕事の中で自分が好きな職種を見い出し、それを極めた」

と言った方が正しいのかもしれません。

スティーブ・ジョブスだけではない

好きなことを仕事にできず、他の仕事で花開いた著名人はスティーブ・ジョブス以外にもたくさんいるそうです。

ココ・シャネルやゴッホ、ナポレオンがもしも好きなことを仕事にしていたら、歴史に名を残していなかったかもしれないのです。

「自分の愛することを仕事にすれば、生涯で1日たりとも働かなくて済む」という有名な言葉を残した孔子も、晩年は政治の世界で能力を発揮できず、「海外にでもいくか…」と嘆いてばかりいたそうです。

そう証言するのが、『科学的な適職』という本です。

適職の見つけ方をほとんどの人が間違えている

この本では「なぜ就職や転職をこれほどまで誤ってしまうのか」を科学的な根拠をもとに教えてくれます。

7つ、「こうすると適職の見極めを誤るよ」という要素があげられています。

  • 好きを仕事にする
  • 給料の多さで選ぶ
  • 業界や職種で選ぶ
  • 仕事の楽さで選ぶ
  • 性格テストで選ぶ
  • 直感で選ぶ
  • 適性に合った仕事を求める

特に転職サイトでよくやる性格テストがあてにならないと書いてあるのは個人的に衝撃でした。

僕はストレングスファインダーで分析し、ある程度当たっていると思うのですが、筆者によればその効果や精度は限定的のようです。

逆に、本では自分に合った適職を見極める精度を高める方法が紹介されています。

  • 自由:その仕事に裁量権はあるか?
  • 達成:前に進んでいる感覚は得られるか?
  • 焦点:自分のモチベーションタイプに合っているか?
  • 明確:なすべきことやビジョン、評価軸はハッキリしているか?
  • 多様:作業の内容にバリエーションはあるか?
  • 仲間:組織内に助けてくれる友人はいるか?
  • 貢献:どれだけ世の中の役に立つか?

『科学的な適職』はすごく参考になった!おすすめです

僕が経験してきた仕事の中で考えても、

長く続いた仕事:

  • 自由度が高く、細かくステップアップができ、評価軸もわかっており、1時間に1度必ず仕事の種類を変更するように言われ、フォローし合う職場環境で、顧客にも喜んでもらえる仕事でした。

逆に、すぐ辞めてしまった仕事:

  • 直感で選んでしまったり、英語が求められているからという理由や、人に誘われたからやってみて続きませんでした。

すぐ辞めてしまった時は、自分に忍耐力がなかったり、能力が足りなかったのだなと自分を責めたことがありましたが、どうやら自分に合っていなかっただけなのかもしれません。

きちんと仕事を受けるかを決める前にこの条件でフィルタリングできていれば、

僕にとっても雇用側にとっても、もっと良い時間の使い方ができたのだろうなと反省するばかりです。

Image by Unsplash

筆者は好きなことを仕事にしているのか?

『科学的な適職』を読むまで、僕は「好きなことを仕事にしている」と思っていましたが、

少し違うのかもしれないと思いました。

僕は「書く仕事」や「伝える仕事」を様々な形で行っていますが、

決してはじめから好きだったわけではありません。

特に日本語に関しては、いつも親戚に「日本語がおかしい」とバカにされまくってきたので、

まさか自分がライターになる日が来るとは夢にも思いませんでした。

ライター業とコンサルタントが向いている仕事だと言われるのですが、

ライター業は大学時代の先輩に声をかけてもらって始めました。

コンサルタントも、大学生の時にシンガポールの銀行で就職オファーをもらって、金融業というよりはコンサルタント的な職種の部署で「お前は働き続けたほうがいいぞ!」と言ってもらえていましたが…

当の本人は、当時あまりぴんとは来ていませんでした。

本当に自分にこんな仕事が務まるのか…?という心配ばかりしてましたから。

今になって、あのとき、自分よりよっぽど周りの先輩たちのほうが僕の適性と適職がよく分かっていたんだなと思います。

Image by Unsplash

でも好きなことも捨てていませんよ!

僕は好きなことといえば、料理でした。

それこそ高校卒業時に親に言った「やりたい仕事」は、シェフか栄養士でした。

その後シェフを目指しましたが、腰を痛めたのと、あまりにも不規則なので体調を崩し諦めました。

でもその代わり、今は料理人の想いを伝えたり、彼らの料理や店、哲学を宣伝する仕事をしています。

僕はワインも好きですが、今後ワインの商社事業をはじめようとも思っています。

車中泊旅をしながら北海道のPRをしているのも、好きなことと得意なこと(発信)をかけあわせて仕事にしました。

好きな「料理、食べる、ワイン、旅」をどうすれば仕事にできるかなーと考えた結果が今の自分の仕事になっています。

それを「好きなことを仕事にしている」と言っていたのですが、

「好きなこと」と「人よりできる仕事」を「かけあわせた仕事」をしているというのが、

より近いニュアンスなのかもしれません。

現状に大満足ではない限り、本を読んだ方がいい

もしも自信をもって、「今の仕事が適職だし、天職だー!」と言えないなら、

ぜひ『科学的な適職』を手にとってみてほしいと思います。

  • 自分の仕事に本当に満足しているのか?
  • 天職はするべきなのか?
  • どう仕事を探せばいいのか?
  • もし天職する必要がないという結論がでるなら、どうすればより良い働き方ができるか?

こういった疑問に答えを出す手助けをしてくれる内容が詰まっています。

好きなことに関連している仕事で選んだほうがいいのは間違いない

『科学的な適職』を読んで、心理学を通じて自分の適職を見つける精度を高められることを知れてよかったです。

でも「ワクワクする」ことを仕事にしたほうがいいと思います。

そのことをよく語っている著名人はホリエモンで、「おもしろそうだと思ったことをどんどん行動に起こしていけばいい」と背中を押してくれます。

また、『精神科医が教える、ストレスフリー超大全』もおすすめです。

しょっちゅう紹介していてまたかと思われるかもしれませんが…(笑)

精神科医の樺沢さんも、なるべく天職を見つけたほうがいいと述べていますし、

天職までいかなくても適職は見つけることがストレス軽減に役立つと述べています。

いま行っている仕事が、

  • 我慢して工夫を凝らすべきか?
  • なるべく早く辞めるべきか
  • 仕事に対してどんな考えをもったほうがいいか

などが書かれていて、

やはりメンタルが相当やられていて、精神病にかかりそうならとにかく早いうちに対処したほうがいいと「このくらいならこう、このくらいならこう」と判断基準を提示してくれていたのが役立つなと思いました。 

自分らしく働く=適職を見つける=自分らしく生きる

コロナでテレワークに働き方が切り替わる企業も多く、当たり前だった働き方が見直される動きは加速していくでしょう。

『科学的な適職』の内容も取り入れながら、今一度自分の適職はなにかを検討し、自分らしく、幸せに生きるためのステップを進んでいってください!!

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *