
LINE証券のファンになってきました。
メイン口座をSBI、サブ口座をLINE証券にして2ヶ月ほど経過した筆者がLINE証券のメリットやデメリットをまとめました。
LINE証券とは?
LINE証券は2019年にスタートした、LINEと野村が始めた比較的新しい証券サービス。
人生100年時代に突入し、いままで以上に自分の資産は自分で形成しなければいけない意識が日本中に広まるなか、
投資を始めようと思っても、「何を選んだらいいのか分からない」、「知識がないから投資が怖い」、「複雑で難しい」といった『知識不足』、「まとまった投資資金がない」といった『資金不足』、「取引所の取引時間に縛られる」といった『自由度不足』が課題としてありました。
LINE証券はこういった課題感を踏まえて開発され、
月間利用者数8,100万人を超えるコミュニケーションアプリ「LINE」を通して、
投資未経験者や投資初心者の方にも、簡単・便利で分かりやすくをコンセプトに始まった証券会社のようです。
「LINE証券」のメリット
メリット1:株式もETFも絞って厳選されており、失敗しにくい
1株単位で購入できる日本の有名企業100社と、1口単位で取引できるTOPIX、不動産(東証REIT)、NYダウ、NASDAQ、金、原油などの指数に連動する国内ETF(上場投資信託)を9種類ご用意しました。
多数の銘柄が数百円から3,000円以下で購入可能。
10月から東証上場の88%の1015銘柄を取り引きできるようになるが、
現段階では一般的に優良株だと見られている315銘柄の株式に絞ってあり、
失敗しにくい銘柄選びができる。
また、10月以降も、この315銘柄がどれだったかは簡単に見分けられるそうだ。

「3,000円以下で買える」、「お気に入り数が多い」、「前日比値上がり率」、「業種別」など、多様なカテゴリーとランキングが用意されているので、他社に比べて投資未経験者や投資初心者へのアシスト機能が充実している。

ETFに関しても、9つから始まり、現在20ほどに増えている。
今後増えていくのだろうが、ランキングで1年間10万円分投資していたらどれくらいの収益になっていたが確認でき、
また「安定重視」や「リターン重視」など、投資選びに対する個人のスタンスを選択することで、
最適なETFをランキングで表示してくれるので、銘柄選びに時間や労力をかけるのを大幅に減らしてくれる。

メリット2:平日夜21時まで即時注文・即時約定可能
「働く世代」のユーザーのライフスタイルに合わせ、平日のランチタイムや仕事帰りの夜21時まで取引が可能にしてある。
前場:9:00-11:20、場間:11:30-12:20、後場:12:30-14:50、夜間:17:00-21:00
一般的な1株単位の取引は、注文時に取引価格が確定しませんが、「LINE証券」では、注文時に即時に取引が成立するため、
買いたかった金額と実際買った金額のギャップが生じにくいのもメリット。
*夜間取引は日中より手数料が少し高いことは注意。
メリット3:株式やETFの売買手数料が業界最安値
LINE証券では、現物買いの手数料が無料。売却時は大手2社より高いものの、トータルでは最安値です。
また、ETF(投資信託)の購入手数料や信用取引が無料というのは大きなメリットだと思います。

ただ、大手証券会社はデイトレーダーや1日の取り引き回数が多いユーザーには手数料が定額のプランを用意しているので、1日どのくらい取り引きするかによって、取り引き手数料が安い証券会社は異なります。
初心者で、デイトレードをするわけではなく、長期の視点で投資を重ねていきたいユーザーには一番魅力的な売買手数料の安さだと言えます。
メリット4: LINEポイントで運用が可能
LINE証券では、スマホ決済サービスであるLINE Payを通しての入出金や、LINE内のサービスで使われるLINEポイントを使った投資が可能です。
以前にもLINE PayやVisa LINE Payカードがお得な話を取り上げ、いかにLINEポイントが貯めやすく、実用的でもある点に触れてきました。
- LINE Payが急成長!スマホ決済で一番便利になるかもしれない5つの理由
- クレジットカードを選ぶポイントとVisa LINE Payカードがオススメな理由
- 筆者が実際使っている、おすすめのクレジットカードを公開します
それに付随してLINE証券も活用すると、ポイントを有効活用できて良いと思います。
筆者も、LINE証券は日々貯まるポイントを全額LINE証券に移行し、その範囲内で投資をしてみています。
メリット5:LINEアプリから手軽に利用できる
LINEのアプリ内で簡単に口座開設ができて、運用もアプリからできるのもメリットだと思います。
いつも使っているラインのアプリの「ウォレット」タブから6タップで購入ができる直感的でシンプルなデザインはとにかく楽です。
複雑な情報はなるべく排除して、投資情報も必須なものを分かりやすく表示してくれているので、ありがたいです!
メリット6: LINE証券ならではのメリット!株式セール
LINE証券だけのサービスとして、毎月LINE証券が厳選したひとつの銘柄を7%割引で購入できます。(買える上限金額も設定されます)

筆者も8月に試して、(わずかですがw)その時に買ったZホールディングスは含み益です。

通常の株式相場が終わってからセール価格が決定して、夜に取り引きをします。
銘柄数とその価格で買える株式数に限りがあるので、少し得なくらいですが、
毎月積み重ねればそれなりのお得度を享受できるかもしれませんね!
デメリット:機能はまだ他社に劣る点も
特定口座しか選べない
証券口座を開設する際は口座の種類を選ぶのですが、初心者向けの簡素化も考慮してか特定口座のみのスタートです。
税制上のメリットが大きいNISA口座が開設できないのはデメリットと言わざるをえませんが、開設できるよう準備を進めてはいるようです。
新しい証券会社なこともあり、徐々に利便性が向上して他社に追いついていくイメージでいるといいと思います。
これもあり筆者はSBI証券をメイン証券会社として使いつつ、LINE証券もサブ的に利用しています。
詳細な投資情報を得られない
SBI証券や楽天証券は各投資銘柄の会社情報やチャート分析が簡素化されています。
さっと情報をチェックするには非常に見やすく、利便性が高いと感じるものの、
大事な資金を使うので、しっかり銘柄の下調べはしておきたいところです。
そう言った時にはLINE証券の情報だけだと物足りず、Kabutanや四季報、他の証券会社の情報源に頼ったほうがいい場合があります。
こういった点からも、LINE証券のみで運用するというよりはサブとして使うのが一番だと思います。
また、分析しすぎても結局身動きがとれなくなってしまうこともありますので、
「小額から投資をとりあえず始めておきたい!」という人には非常におすすめです。
慣れてきてはじめて、本格的に資金を投じ、より詳細な銘柄分析をして投資成績の精度を高めるのも良い流れだと思います。
LINE証券は開設したら良いと思います
総合的に判断して、LINE証券はおもしろい取り組みもあり、
現代のニーズにも合っていると感じていて、
まだまだこれから新しいサービスも拡充されていくことが予想されることから、
もっておくと良い証券会社だと思っています。
実際、筆者が現在活用しているのもSBI証券とLINE証券のみです。
投資初心者の方ほど、とっつきやすい証券会社だと思いますよ!
ここまで読んで「LINE証券開設しておくか」と思った方は、いまのうちがいいかもしれません。
ユーザー数を増やす意向もあり、LINE証券では3株にはなりますが、いくつかの選択肢から株を5-6000円相当分くれるサービスを展開中です。
また、こちらのページからなら1000ポイントが+でもらえるので、よければ活用してください。