
株式投資は資産を増やすのに非常に有効な手段です。
知識をしっかりつけたうえで、トライアンドエラーを繰り返せば、
金銭的な自由を形成するうえで強い味方になってくれます。
今日は、おすすめの証券会社や、取引方法、
筆者が株式投資をするうえで参考にしている情報源をまとめました。
どの証券会社を使えばいい?
僕は最大手のSBI証券を使っています。
使いやすいですし、外国株に投資する際も一番取り扱い数が多いのが特徴です。
楽天ユーザーは楽天証券でもいいと思います。
株の売却益や配当益が一定額非課税になるNISA口座も検討しましょう。
個人的には会社員の場合は特定口座、源泉徴収ありで気になる証券口座は全部作ってしまい、自分に合っていると感じる証券口座でNISA口座も開設するのがいいと思います。
また、初心者向けなのはLine証券かなと思っています。
Line証券は比較的新しい証券会社ですが、
週に2回ほどのペースでLineに注目株の情報を配信してくれたり、

毎月2回、最大7%OFFで株が買えるイベントも開催されていたりして、

初心者に嬉しい取り組みが多いと思っています。
以前Line Payがスマホ決済のなかで群を抜いて良いと紹介しましたが、
Line証券もひょっとしたらカタリストになってくれるのではと期待しています。
貯まったLineポイントを株の売買に使えるので、ポイントの範囲内で慣れることから始めるのもいいかもしれません。(筆者もそうしています)
株の売買の仕方
証券口座を開設したら、実際売買してみることをオススメします。
小額で構わないので、「ふーん、こういう風にやるんだ」くらいでOK。
間違っても、のめり込んではいけません!
はじめは株式投資の現物からスタートして、注文の仕方に慣れ、実際に株を保有してみるといいと思います。
例えば、個人投資家には非常に人気のオリックス(8591)は、コロナ期間中の業績は低迷する可能性が高いものの、
お金持ち企業で配当も高く、優待も充実した銘柄です。
オリックスを例にSBI証券とLine証券の株の売買画面をみていきます。
SBI証券

SBI証券にログイン(この画面はモバイル版です)してから、オリックスを銘柄検索します。
はじめは仕組みが今一つわかっていなかったので、とりあえず株価の一個下の赤い線(移動平均線と呼びます)の株価を買う金額に設定して株を買うのを繰り返していました。
この場合1364.4が赤い線上の株価です。

取引をタップすると、上の画面が。
現物買いをタップ。

株数を100株単位で選択し、(100株でいいと思います)
指値を1364.4に設定し発注します。
画面をみて分かる通り、より踏み込んだ機能が多く、
上級者向けですよね。
Line証券
Line証券の画面もさらっと紹介します。
Lineのアプリを立ち上げ、ウォレットから証券をタップしログインしたあと、
銘柄検索でオリックスを出します。

取引をタップすると、

選択できる注文方法の説明がでてきました。
SBI証券には出てこないので、初心者に優しいですね!
今回は指値注文を選択。

Lineポイントから入金した残高が2000円ほどしかなく、不足と出てしまいましたが、
残高が足りていれば指値注文の株価を設定して、買うをタップすれば発注できます。

取引画面に1株単位が出てくるのも親切です。
1株〜ならオリックスで買いたい金額は1364.4円になるので、買えますね!
株価が1364.4まで落ちてくれば、1株が自動で買えるという流れです。
逆に成行注文だと、発注時に一番安く売りに出ている株価で取引が成立します。
株価が下がってくるかは確証がないので、とにかく買ってしまいたいときは成行注文を活用します。
株式投資の基礎をおさえる
僕も初めて株式投資をしたときは、たくさんの専門用語が記載された画面をみて「本当にこれで合ってるのかな」と不安になりました。
でも実際小額でもいいのでスタートしてみることで、徐々に慣れていきます。
最初の一歩が肝心です。
また、成行注文、指値注文、逆指値…などなどの専門用語や、
キャンドルチャートをどう活用すればいいかなど、
株式投資の基礎知識は絶対おさえるべきです。
ネット検索もできますが、
一通り必要な知識が全部網羅されている本で学んでしまうのが無難です。
僕が読んでよかったのは、
少し慣れてきて、「本格的に株式投資をしてみよう!」と思えた段階で、この2冊を買いました。
株の分析方法はテクニカルとファンダメンタルに分かれるのですが、
「どっちも一通り勉強してしまえ!」と買ってみて、
すごく役立ちました。
株式投資の情報収集はどうすればいい?
リアルタイムの情報収集
アメリカの相場の格言で、
“By failing to prepare, you are preparing to fail.”(準備を失敗することで、あなたは失敗の準備をしてしまう)
といったものがあります。
やみくもに投資を始めるのではなく、まずは投資情報を集めながら勉強をする期間を設けると良いと思います。
株式投資はさまざまな情報を組み合わせて、自分なりの投資戦略をしっかり持たないと長期的に利益を重ねられません。
いまはすごく良い時代で、株式投資に不可欠な情報が無料で手に入ります。
あれこれと様々な情報源を使ってみた僕が、今でも活用しているオススメの情報源をあげていきます。
高橋ダンさんのYoutubeチャンネル
まずはウォール街の投資の世界で成功した高橋ダンさんのチャンネルをフォローするといいと思います。
Youtubeチャンネルはニュースのように映像で情報が流れてきてくれるので、一番気楽に情報収集できます。
ダンさんは毎日、投資に役立ちそうな世界のニュースのダイジェストと、実際に投資に役立つテクニックを2本配信しています。
動画はだいたい15分くらいなので、1日30分。
時事的な投資情報を得るために、毎日みています。

日本企業の情報収集にはKabutan
日系の企業の投資関連のニュースで一番役立つのがKabutanだと思います。
その日に注目すべき投資ニュースが豊富に配信されるほか、
企業の分析やチャート分析、投資条件にマッチした企業を探すスクリーニング機能など、
Kabutanがあれば基本的には必要な情報は揃います。
Premium会員になると、より投資精度を上げてくれる情報が活用できますが、
ある程度、投資知識が増えてきてからでないと有料会員向けの情報やツールが使いこなせないので、
初心者の場合は無料会員で充分ではと思います。

詳細なチャート分析と幅広い投資情報にはTrading View
よりチャート分析が本格的なのはTrading Viewです。
Kabutanは注目株を見つけた後、KabutanとTrading Viewを組み合わせながら情報収集するのがいいと思います。
他のユーザーがチャートを活用して出した投資アイディアも見れるので、
参考になります。
また、海外の株や、株以外にも投資をする場合はTrading Viewを活用するのがおすすめです。
こちらも有料会員になれば使える機能が増えますが、まずは無料の範囲内で使いこなしてみるのが良いと思います。

他の情報源もあげておきます
毎日ではないですが、他に参考にさせてもらっている情報源も挙げておきます。
バフェット太郎の投資チャンネル
日本株とアメリカ株を比べると、今までずっと投資対効果がよかったのはアメリカ株でそうあり続けると皆が思っています。
バフェット太郎さんは、『バカでも稼げる 「米国株」高配当投資』の著者で、アメリカ株の情報が多いのが特徴です。
また、個別株だけでなく、アメリカのマクロ経済の仕組みを解説してくれるので、
アメリカ株や日本株の株価が今後どういった方向性で動いていきそうかを推測するのにすごく参考になっています。

両学長のYoutubeチャンネル
上記までを読んで、「なんだか難しいな…」「そんなに勉強しないといけないの…」と少しやる気が失せている方にオススメなのはこのチャンネル。
お金や人生におけるアドバイスを幅広く紹介している人気Youtubeチャンネルの両学長 リベラルアーツ大学は初心者に一番やさしく作られているかもしれません。
両学長は実際日々投資に関わっているというよりも、長期的な視点でETFを買い、運用している人です。
「あまり株価の上下に一喜一憂したくない!」「そもそも勉強している時間があまりない!」という人は一通りこのチャンネルの投資の動画を観て、
複数の株の寄せ集めで構成されるETFという商品を買うのが良いと思います。

最後に:四季報を紙でパラパラめくる力
最後に伝えておきたいのが、四季報についてです。
四季報というくらいなので、年4冊出る、日本の上場会社の図鑑のようなものです。
デジタル派で紙媒体の本をほぼ買わない僕が、唯一紙で買っているのが四季報です。
この記事で紹介したKabutanの企業情報は、四季報から抽出されているのですが、
「紙をめくりながら四季報を読む」ことで見つけられる宝銘柄があります。
KabutanやTrading Viewだとダイレクトにその会社を検索するか、条件を設定してスクリーニングして絞られた状態で企業が出てきます。
でも意外と四季報をめくってパラパラと読むことで、「お?最近ずいぶんと調子良い会社がある」というものが見つかり、
それが思わぬ利益を生むことがあります。
これを教えてくれた本が四季リサーチ株式会社代表取締役の著書『会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方』で、
実際1年ほど買い続けて確かに!と納得しています。
長期的視点をもつことが大事!
株式投資で全戦全勝できる人は1人もいません。
最初はさくさく儲けることができても、いずれ大きく損失を被るときは必ずきます。
その際になるべく損失は少なく、利益を大きくできるかをコントロールできるようになるまでは、
たくさんの勉強とトライアンドエラーが伴います。
あまり、一喜一憂せず、長期的な視点をもって、
安く買って、高く売る基本をおさえながら、投資に取り組んでみてください!