
このウェブサイトでは「投資をすること」と「英語を勉強すること」が自由度が高い生き方につながると推奨しています。
投資と英語、両方勉強になる高橋ダンさんのYoutubeチャンネルの動画を取りあげ、英語解説を毎週日曜に配信。 第5回は、ETF(Exchange Traded Funds)について!

このシリーズの記事では、高橋ダンさんの初心者〜中級者には役立つ、投資に必要な知識や考え方、使えるツールの解説動画の内容を簡単に日本語にまとめたうえで、
その英語動画のなかから日常的によく使うフレーズを5つピックアップし、
意味や例文、類似フレーズ、使い分け方を解説します。(毎週日曜日に配信)
5本目の動画:”Top ETFs for a Long Term Portfolio??”
ダンさんが投資を行ううえで、ETFについて解説している動画です。
書くと少し小難しいかもしれませんが、動画のポイントとしては以下の通り。
- 特に長期投資にはETFを購入するのがおすすめで、個別株は買わなくてもいいくらい。
- 自分の年齢や性格によって、選ぶべきETFが多少異なるものの、基本的には出来高が大きく、買いたい時に買えて売りたい時に売れるETFを購入するのが吉。
- ETFは個別の株式や債券、コモディティなどあらゆる商品が分散投資された詰め合わせパックのようなもの。個別に買うよりETFで買った方が少ない資金で分散投資ができ、投資対効果を高められる可能性が上がる。
- よくインデックスファンドが推奨されているが、基本的にはETFを買ったほうがいい
- インデックス投資は営業日に常に売買されているわけではなく、大口の証券会社が管理していることが多く、手数料が高め。また自分が意図した方向に行った際にすぐに売却できないデメリットがある。ETFは相場の営業中は常に売買されており、換金性がある。
- ETFを買う時は出来高と換金性が重要。
- 出来高が高いETFの見極めはTrack Insightsというウェブサイトを利用している。
- ドル、ユーロ、円、香港ドル建で為替ヘッジもしたほうがいい。
- 高橋ダンさんが好きなETFは:VEA,VWO,1306,2800,SX5S,DAXE,HYG,JNK,PPLT,SLV.GLD,IAU,PAAL,DBB,UNG,TLT,BND,TIPS
- この中のETFで分散投資すれば、米ドル、ユーロ、円、香港ドル建てで為替リスクを分散しつつ、株式、国債、社債、コモディティに分散投資ができる
- 不動産のREITの購入は推奨はしない、自分が住みたい場所が確定次第家は買うべき。
- ポートフォリオの一部として仮想通貨にも投資すると良い。(今の所仮想通貨のETFはない)
動画ではより詳細に語られているので、ただポイントを読むよりぐっと分かりやすいはずです。
1. “focus on~” 2:04~
「〜に集中する」という意味で使われますが、「〜だけを選ぶ」といった意味でもよく使われます。
“Sorry but can you not talk to me right now? I want to focus on finishing up my homework first.”(ごめん、今話しかけないで。宿題を先に終わらせることに集中したいから)
“You should focus on what you love to do.”(大好きなことをすることだけを選びなさい)
といった風に使われます。
今回の動画では、”Why should you focus on ETFs, and you don’t need anything else”(なぜETFだけを選べばよくて、他の投資商品は気にしなくていいのでしょうか?)というように使われています。
2. “stick~” 3:50~
「続ける」といういみ。”stick to”は「くっつく」という意味なので、「一回決めたことに離れない」といった意味で”stick with~”や”stick to~”と使われます。
“You should stick to singing. You’re really good at it.”(歌うのを続けるべきだよ、あなたはすごく上手だから)
stickを過去形にすれば、悪い意味で離れられない時の表現としてもよく使われます。
あまり良い意味でこの表現を使うことはなく、多少ネガティブな気持ちが含まれるニュアンスになります。
“I’m stuck with the kids today I can’t go out today”(今日は子供達と一緒で離れられないから、外出は無理だよ)
”This range here, once you create it stick with it.”(この範囲が決まって一度作ったら、そのまま変えないで続けましょう)といったように使われています。
3. “aggresive”4:30~
「積極的」という意味です。
“He is energetic and aggressive to success.”(彼はエネルギッシュで、成功に向けて積極的だよね)
ちなみに「消極的な」はpassiveと言うので、セットで覚えるといいと思います。
また、”aggresive”は「攻撃的な」という意味でも使われます。
“He is being a bit too aggressive, maybe I should go calm him down.”(彼少し攻撃的になっていないかな?ちょっと止めに行ってきたほうがいいと思うんだ)
自分の意見を通したいがために、興奮しかけている人には、”Chill out”(落ち着けよ)とか”stop being so aggressive”(攻撃的になってるよ)とよく聞きます。
反対語はdefensiveで、意見をまったく聞き入れようとしない人に使います。
人の意見に対して過度に反応する人に対して、”defensive”ともよく言われるので覚えておくといいかもしれません。
動画では、
“If you are a bit more aggressive like me, put a little more in the green than the yellow.”(あなたがもし私のように積極的な(性格)なら、黄色や緑にもっと資金を入れましょう)といったように使われています。
4. “overwhelming”8:20~
「圧倒される」という訳になりますが、
自分の許容範囲を超えた時によく使われます。
忙しすぎるときや、勉強が難しすぎる時、少し自分の範囲を超えて難しいと感じるときに、
“I’m a bit overwhelmed”(ちょっと大変だ)といったニュアンスでよく使われます。
“I’m overwhelmed with my tasks today. Do you think you can help me out?”(今日のタスクをこなすのが大変そうで。手伝ってもらえたりするかな?)
といったふうに使えます。
動画では、
“It seems a bit overwhelming in terms of how many there are, but don’t worry, I will teach you one of the basic rules.”
((ETFの)数が多くて大変だと思うかもしれませんが、心配いりません。私が簡単な選定ポイントを伝授します)
といったように使われています。
5. “candidates”12:43~
「候補」という意味です。
現在アメリカの大統領選が近づいていますが、トランプ大統領やバイデン氏は”candidates that run for president”(大統領選に向けて立候補している候補者)ということになります。
固い候補者というような意味だけではなく、「選択肢」という意味でも使えます。
選択肢といえば”options”が一般的ですが、どちらともよく使われます。
“My two candidates for this year’s holiday trip is either Japan or Vietnam.”(今年の休暇旅行の2つの候補は日本か、ベトナムだ)といったふうに使います。
動画では、
“HYG and JNK can be good candidates for that.”「HYGやJNKは(高利回り社債の)良い候補になります」
といったふうに使われています。
次回は!ヘッジについて

今回はどうでしたか?
“Focus on”と”stick with”は特に頻出していましたね!よく使われているフレーズを自分でも探して、それぞれの文章をよく聞きながら使われ方の違いを研究してみるのもすごく勉強になります。
なた、反復すると頭に定着しやすいです!
次回は、投資のヘッジ、つまりどうすればリスクを減らして、投資で損失を被る可能性を下げながら、利益を出し続けるかについての動画を取りあげます。
英語・投資力を伸ばし、世界を拡げましょう☺️