
2週間の道東車中泊旅に行ってきました。
今年は暖かかったこともあり、紅葉には少し早かった…!
けど、信じられないような景色とおいしい物に巡り合って改めて北海道が好きになった!
今日は道東旅を振り返りました。
まずは今回のルートから。
まずは大まかなルートから。
この前に小樽スタートで、
- 旭川
- 層雲峡
- 富良野
- 美瑛
をまわってから、
帯広入りしました。帯広から、
- 中札内
- 釧路
- 厚岸
- 鶴居町
- 根室
- 標津
- 知床
- 清里
- 弟子屈
- 能取湖、サロマ湖
- 三国峠
- 帯広
のルートをとりました。

帯広エリア
帯広は十勝地方に位置し、北海道の中央にありながらエリアとしては道東に入るそうです。
六花亭や花畑牧場などが有名ですね!
牧場が多く、乳製品や肉がとにかくおいしい。
十勝平野という言葉がある通り基本的にまっすぐ平らな土地が広がっていて、
その農業・酪農風景が絵になります。

焼肉:平和園

古くから帯広民に親しまれている焼肉チェーン。
ジンギスカンが有名ですが、臭みがなくすごくおいしい!
十勝牛や十勝のブランド豚である泥豚も食べることができます。

もうひとつ別の焼肉屋に行ったのですが、平和園のほうがおいしかったのと、雰囲気も昭和風で、1970年の創業以来地元民に愛され続けている理由がわかりました。
泥豚はニセコの行きつけレストランで提供している豚で、牧場を見に行ってきました。
中には入れませんでしたが、豚が祀られているのにほっこり。

上士幌の道の駅
帯広から北に30分ほど車を走らせるとあるのが上士幌。
上士幌の道の駅や町が運営する温泉施設など、とにかく建物がすごく整備されていてびっくり。
道の駅は「行ったことある道の駅」史上もっともお洒落でした(笑)

なかにはフードコートやコース式のレストラン、パン屋が入っていて、
パンは四葉バターを使っている香り高いパンがたくさん。
パンに初めて600円以上かけた十勝牛のパニーニは後悔のないおいしさでした。

アイヌと阿寒湖
道東で一番好きになったのが阿寒湖。
阿寒湖沿いを森のフットパスや温泉街を歩けるようになっていて、ルートによって30分〜1時間でまわれます。
晴れているとすごく心地がよく、鹿の親子3匹とも遭遇。
大自然にいることを実感します。

また、アイヌのことを学べる映画を上映していたり、
アイヌの方々の伝統的なクラフトを買える場所などがあります。

予定が詰まっていたので今回はゆっくりできませんでしたが、すごくおもしろそうでした。
道南の白老にウポポイというアイヌの情報センターが2020年に開業したこともあり、アイヌへの関心は高まっているようです。
また今度は阿寒湖に宿泊してゆっくり時間を過ごしたいとおもいました。
屈斜路湖
屈斜路湖は日本最大の湖です。
他の湖と比べても明らかに面積が違うのがわかり、インパクトがあります。
美幌峠の道の駅では大きな展望台があり、日の出を待つ車中泊車がたくさん集っています。

前回来た時は雲海で雲しか見えませんでしたが、今回はばっちりでした!
前回の訪問時の雲海の写真はこちら。

摩周湖

アイヌの人々はこのエリアに神が宿ると信じていたそうです。
摩周湖は屈斜路湖のすぐ隣に位置し、これまた素敵な景色が見られます。
10月初旬にしてはかなり寒かったですが、寒いからこそ綺麗な写真が撮れます。
有名な神の子池は摩周湖の水が地下を通って湧き出て形成された池で、神秘的です。

釧路→厚岸→根室
炭鉱や製紙、漁業で栄えた釧路は空が広く、夕焼けが綺麗な街です。

滞在した二日間は釧路川沿いをよく散歩しました。
釧路は炉端焼きの発祥地でもあります。
タイミングを逃して今回は食べられなかったですが、次回は挑戦したいと思います。
厚岸
牡蠣が嫌いだった僕が一転して大好きになったのが厚岸の牡蠣を食べたからでした。
マルえもんやカキえもんなど、ブランド牡蠣も多く、
厚岸の道の駅の厚岸グルメパークでは様々な牡蠣料理を堪能できます。
とはいうものの、やはり生牡蠣が一番。

綺麗な味なのにうまみがあり、身はしっかりしているのが好きです。
根室
根室もまたグルメ好きにはたまりません。
北海道の有名な回転寿司チェーンである花まるとまつりやどちらも根室が発祥。

花まるの本店に伺いましたが、回転寿司とは思えないクオリティと、
活気が溢れる雰囲気がいいと思います。
本店限定メニューもあり、基本花咲蟹関連が多いのですが、
なかでも花咲蟹の外子が美味しかった!

また、根室の道の駅では花咲蟹の釜飯を食べられるのですが、
釜飯が良い蟹の出汁がでていてすごくおいしかったです、おすすめ!

北方領土問題を知る
根室のもうひとつの大きな特徴としては、北方領土が見えることでしょうか。
あいにくの天気で肉眼では見えませんでしたが、根室の東端に位置する納沙布岬から3.7kmしか離れていないところに歯舞群島があるのには驚きました。
至る所に「北方領土を返せ!」といった看板が立ち並んでいます。
北方領土を追われて道東に住んでいる人がたくさんいるのも複雑な気持ちにさせられました。
知床

知床半島から南西に走った斜里に天に続く道と呼ばれている道があります。
さすがにスマホだと雰囲気が出しきれませんでしたが、確かに天に続いているように見える瞬間があります。
ビューポイントにいた人によると、もう4〜5日早く行っていれば太陽がちょうど道の延長線上に落ちていたそうです。

網走→能取湖→サロマ湖
今回は日程の関係上、網走は通っただけになりました。
監獄が有名ですが、ロシアが北海道の占領を進めようと狙っていた当時、
日本側の開拓が急務だったことから、厳しい寒さがある道東の切り開きに囚人を活用したそうです。網走湖がのどかで、良いところでした。
冬は流氷がくることでも知られていて、冬にゆっくり網走滞在をしてみたいと思います。
網走のすぐ近くに位置する能取湖に行ってきました。

サンゴ草が有名なのですが、終わりかけで色がくすんでいました。
ピークの時期に来ていれば鮮やかな赤のサンゴ草が楽しめるそうです。

もう少し西に行くとサロマ湖に。
牡蠣やホタテなどの漁業が盛んで、農地に大量の貝殻が積まれていました。
肥料にするんですかね。
サロマ湖の道の駅ではかわいい馬がいて、
始めはお尻を向いていたのに僕が来たことに気づくと柵ギリギリのところまで近づいてきてくれて惚れてしまいました…

この道の駅ではサロマの豚や牛のどんぶり、牡蠣のフライやからあげ、炭で焼いてくれる大きいホタテなど地元のメニューがたくさんあり、行ってすごくよかった道の駅でした。
旅が教えてくれることがたくさんある
だいぶ長くなってしまったのでこの辺で終わりに。
旅を通して、たくさんの人や動物に触れ合って少し成長できたと思います。
人より動物の方が多い道東では自然の保護が急務で、
自分ももう少し歳をとったら、北見や弟子屈、釧路に居をもって、
「自然関連の活動ができたらいいな」と思いました。
旅に実際行ってさまざまな体験をして自分についてより知れることはよくあります。
この先も車中泊旅は続けていこうと思っているので、次回をお楽しみに!
道南にも車中泊旅に行ってきました!