Amazon Flexで働くメリットとデメリット、始め方について解説します

コロナも追い風となり需要が急増している配達業ですが、副業として働くのは実際どうなのでしょうか?

今回は副業としての配達業について、実際Amazon Flexと佐川系の配達を経験した筆者がメリットやデメリットについて解説します。

Amazon Flexのメリット
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配達を始めるメリット①:稼ぎがいい

配達業はもとから需要が高いのに人手不足で、いまのコロナを追い風にこれまで以上に働き手の需要が急上昇しています。

高需要だとやはり賃金が高くなりますよね。これが最大のメリットだと思います。

筆者はAmazon Flexというアマゾンが自社で管理する配達の仕事をしていたとき、

週4日働いて毎月30万円ほど稼げていました

Amazon Flexは個人事業主契約なので、月30日働いても労働基準法には引っかからないそうです。

さすがに30日働くことはオススメしませんが、不可能ではないと思います。

そうした場合、月45万ほど稼げる計算になります。

佐川やヤマトが成果報酬なのに対し、Amazonは時給制

配達業は通常、荷物が受け取り主の手に渡って初めて個数 x 単価で報酬が払われます。

家に人がいない可能性が高い昼前から夕方までの時間帯に働いていると、不在の荷物が多発してしまい、

全然報酬にならないことがあります。

一方でAmazonの場合は届けた荷物の個数で報酬が決まるわけではなく、地域によりますが札幌でも時給1700円〜ほど、首都圏はもう数百円高い時給です。

配達の仕事をしっかりこなしてさえいれば、あとは自分が働くと決めた時間数を働けばあらかじめ確定した報酬が支払われるので、稼げる金額が安定しているのがメリットですよね。

現時点で、ヤマトや佐川の配達業をしていてこの金額はなかなか稼げません。

それは働き手が安い報酬で働いてしまっているからです。

Amazon FlexやUberEatsなど、報酬をより高くしてくれる企業が出てきているおかげで、

今後、人材を奪われたくないヤマトや佐川も報酬を上げざるを得なくなります。

これから配達業をする人材の稼ぎは増加してくことは間違いないと思います。

Amazonの報酬は驚きの週払い!

また、Amazon Flexに限れば報酬は週払いです。

水曜日〜翌火曜までに働いた1週間分の給料が翌日の水曜日に支払われるという迅速さ。

アメリカでは基本的には給料は月2回あるので、そんなに驚きではないのですが、

日本では馴染みがなく、画期的に感じるのではないでしょうか。

配送業の報酬はやはり月末締め翌月末か翌々月末支払いが多いので、この差は大きいです!

すぐにお金が必要な方にとっても、初報酬まで時間が空かないのはありがたいですよね!

Amazon Flexがヤマトや佐川よりも働き始めやすい理由のひとつだと思います。

メリット②:予定が立てやすい

Amazon Flexでは専用のアプリに「オファー」という「この日時の枠で働きませんか?」という知らせのようなものが届きます。

その日時で働きたいと思えば画面上の簡単な操作で勤務する権利をもらえます。

だいたい日中は8時間の枠、夜は3時間の枠がほとんどです。

直前でオファーが余ってしまっている場合は、割増料金が上乗せされた報酬になるので、もっと稼げますね。

Amazon Flexのオファー画面
上のふたつのオファーは直前なので割り増し報酬が加算された額、下の2つは(札幌の)通常報酬です

筆者の母親はアメリカに住んでいますが、知り合いが1時間〜働けて良い暇つぶしとお小遣い稼ぎになると言っているそうです。

いずれは日本でも短かい時間の勤務も導入される可能性は充分ありますね。

Amazon Flexでは残業はしてはいけないので、必ず決められた時間内に倉庫に戻らないといけません。

働く日時は自分で決めるので、プライベートや他の仕事を優先できるのもすごくメリットです。

勤務開始24時間前までにキャンセルする分にはOKなので、急な用事にも対応できます。

収入ポケットのひとつとしてすごくありがたい仕事でした。

メリット③AIが配達をサポートしてくれる

配達にはAmazonが開発したアプリを活用します。

AIがフル活用されていて、最先端を体験できて楽しいです。

Amazon Flexのアプリの画像

繁忙期はやはり荷物で溢れかえることになります。

Amazon側もコンピューター解析などを駆使して、絶対に車に乗る量の荷物しか割り当てません。

ルートもAIが組んでくれるので、それを自分で組み立てなくていいのは特に初心者のうちはメリットです。

運転+届けることに専念すればいいと思ってもらえればいいと思います。

イレギュラーが発生すれば、ドライバーサポートのコールセンターが用意されています。

スマホでタップ操作をするだけで、サポートが1分以内には電話してきてくれます。

メリット④:配達を始めるハードルが低い

難しいスキルの習得は必要なく、運転免許を持っていればできるのもありがたいところですね。

配達において基本的にこのふたつを守ればOKです。

  • 時間指定配達を守る
  • 割り当てられた荷物は一度は必ず届ける

Amazonの小口の荷物がほとんどなので、そこまで体力は必要ないです。

年配の方や女性ドライバーもよく見かけました。

集荷場所に出勤→スマホの専用アプリで荷物をスキャン→車に積み込む→アプリが行先を教えてくれる→不在で届けれなかった荷物は倉庫に返す

当然のことですが、変なお客さんもいます。

イレギュラーもあるので、その辺はドライバーサポートセンターとやりとりをすることになります。

基本的にはドライバーは配達に集中し、それ以外のことはコールセンターが回収してくれます。

クレーム処理も全部サポートセンターです。

そのため、配達業の他の会社で働くよりストレス度は低いと思います。

最低限のコミュニケーション能力は必要ですが、他の仕事に比べ必要なスキルや労力は低めだと思います。

メリット⑤始めるのが簡単

スマホでアプリをダウンロードし、登録します。

これが簡単で、すごく良いことだと思います。

基本的には仕事の受託から勤務管理、報酬の受け取りまで全部アプリ上で完結するのですごく便利。

Amazon Flexの始め方の手順としては以下の通り。

  • Amazon Flexの公式ページにアクセスし、スマホでアプリをダウンロード
  • スマホに出てくる手順通りに必要情報を入力し、動画でシステムの勉強を済ませる
  • 黒ナンバー車両をもっていない場合は確保。(黒ナンバーの取得、簡単です)
  • アプリ上で免許証や車検証などを登録し、オファーを待つ

といった流れです。

車買うお金ないよ!という方はローンで買うか、リースすることもできます

僕が始めた頃はなかったと思うのですが、Amazon Flexも車両のリースサポートを行っています。

Amazon Flexのデメリット
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デメリット①アプリの不具合が多い

一方で、Amazon Flexは急速に拡大していて、まだこれからのシステムです。

AIが学習して精度は上がっているものの、アプリが立ち上がらなかったり、ルートが非効率的だったりします。

大企業であることもあり、アプリの不具合で配達ができなくても問答無用。

ドライバー一人一人の言い分を聞く風通しの良さは皆無と言って良いレベルで、

根本的な問題がアプリの不具合にあったとしても、

淡々とAIで判断された配達成績で心ないメールがくることもよくあります。

不具合の責任を他の部署にたらい回しにされることも多く、不満を抱いているドライバーが多いのも事実。

なんの解決にもならずドライバーの負担が募る。ということが実際現場では起きています。

「不具合はあなたのスマホでしか起きていない」と言い出す現場管理者もいました。

でもツイッターで調べたところ、不具合が起きている人はいます。

札幌の倉庫は電波が悪く、僕の携帯もポケットwifiもKDDI系なので相性が悪いだけなのかもしれません。

倉庫の方が使っているwifiをドライバーも使えるようにしてみるなり、電波が正常に入る端末を貸し出すことを本社に働きかけてみるなり、できる改善策はいくらでもあったと思います。

札幌に関して言えば、「不満があるなら辞めて良いですよ、私たちは悪くないので」という雰囲気を管理者が持っているので、実際に僕も含め辞める人が多いです。

一方で、その辺があまり気にならず、涼しい顔で慣れた仕事で高収入を得て、成績も安定してくると優先的に仕事がまわってきて満足しているドライバーさんもいました。

Amazonも巨大企業ですし、システムは日に日に改善されています。

「こういった改善が行われました」というような周知メールはよくきていましたし、アプリに起きていた不具合も時間が解決するだろうとも思っています。

デメリット②オファーがこない時期がある

少々謎なのですが、オファーがぱったりと来なくなり、働きたくても働けない時期がありました。

一方でいまはオファーがいつも余っている状態です。

なにがあったのかはよく分からないのですが、思ったより働けない可能性も一応頭に入れておいたほうがいいかもしれません。

Amazon Flexの広告は当然のごとく、都合の良いキャッチフレーズが並んでいますが、

「オファーが来ない!話が違うぞ!」という怒りの声は、Twitterで検索してみればたくさん出ています。

ただ、いまは特に配達の需要が爆発しています。

Amazon Flexの成熟度が上がってくれば、オファーがぱったりなくなることは考えにくいとは思っています。

ただ、配完率(受託した荷物を実際届けられた率)や未配率(受託した荷物を届け先に届けに伺えなかった率)など、Amazonは各配達員のデータを成績のように集計しています。

これが著しく悪くなるようだと、アカウントを停止されるリスクもあるので、それは注意が必要です。

デメリット③クビの可能性も?

Amazon Flexを始めるか検討している時、調べていたら「アカウントを停止されて急に配達ができなくなった」という記事や動画を複数見つけました。

働いてみた結論としては、クビになることはほぼありません。

Amazon Flexの社員さんが言っていたのは、不正をしていたり、暴力をふるった、飲酒運転をしたなどよっぽどのことがない限りはアカウント停止になることはないと言っていました。

首都圏では特に、相当なドライバー不足に悩まされているらしく、割増料金にしてもオファーが余っていることもよくあるそうです。

Amazon側も、質の良いドライバーだけ残したくてもそうはできない事情がありそうです。

ただ、Amazonに提示されている「これだけは徹底してください」というチェック項目のようなものがあり、

それを満たさない状況が続くと、オファーが減って希望量を働かせてもらえなくなる可能性はあります。

デメリット④事故リスクがある

Amazon Flexだけではないですが、配達業で怖いのは事故ではないでしょうか。

首都圏では交通量が多いですし、時間に追われて思わぬ事故を起こしてしまうこともあるかもしれません。

北海道では雪道ですので、少なくとも慣れるまでは注意しないといけないですね。

ヤマトの配達員の方が坂ですってーんと滑って荷物は落とし、少し怪我もしという場面に遭遇したこともありました。

筆者も配達中ではなかったのですが、大雪の日に峠で路肩が雪に覆われて見えず、乗り上げて横転したことがあります。

デメリット⑤:初期投資が必要+経費が出ていく

先ほどの保険の話もそうですが、配達業を運営していると経費がそれなりに出ていくことはデメリットとしてあげられるかもしれません。

まず車両費用がかかります。

車を購入する場合100万円前後します。

筆者はローンで車を購入したので、

実際配達業を営むのにかかっていた経費の目安はこちら:

  • 車両費(3年ローン)月2.5万円
  • 自動車保険 月2万円〜
  • ガソリン 月3万円〜
  • 携帯料金(通信量8千円ほど)

特に車両費と保険に関しては固定費で、稼働しなくても出て行ってしまうのでよく考える必要がありそうです。

もともと軽貨物車を所有していたり、プライベートと併用したりする予定があるなら配達業は賢い選択がもしれません。

僕の場合は、車中泊旅事業をもっていて、そのためにも車が必要なのでひとつの車が複数の事業の相棒となってくれました。

筆者は他の事業が順調に育ったので配達業は閉じました

最終的には半年ほど配達をして、僕は辞めることにしました。

配達業を辞めた理由をまとめると

  • 稼ぎは悪くないが、どんなに頑張っても稼ぎは月40万ほどしかない
  • 不具合やアマゾン側の対応に対するストレス度がそれなりに高い
  • 稼働しなくても出ていく固定費がある(特に自動車保険は配達業をする車は月2万円前後、一般なら3千円で済みます…)
  • 事故リスクもある
  • アマゾン札幌の倉庫までの通勤が遠い
  • 他の事業のほうが稼げている

この中で稼働しなくても出ていく固定費があるのが一番辞める決め手になりました。

黄色ナンバーに戻すだけで、年20万円以上の節約になりますし…

札幌でもUber Eatsが始まったので、自転車なら固定費も少なく済みますね。

やってみようかなと検討中です。

自分に合っているかはやってみないと分からない!

僕の他にも辞めてしまったドライバーも多いですし、倉庫の休憩所でものすごい愚痴を言っているドライバーさんの声を何度も聞いたことがあります。

Amazonをやってみて、結局佐川やヤマトに流れるドライバーさんも多いようです。

一方で、あまり人とかかわらずに働きたい人にとっては「これほどいい仕事はない!」と思っている方も多いようでした。

僕のおすすめとしては、全部と契約して、自分がしっくりくる会社さんと付き合うのがいいと思います。

ただ、「1年後にどこが一番働きやすくなっているか?」を考えるとほぼ100%の確率でAmazonだと思います。

Amazonが活用しているAIは他の配達業者はおろか、楽天もそれ以上のものを整えるのは不可能だと思います。

ヤマトは業務委託には高額な加盟金がかかっていたうえに、業務委託切りを問題視する声が多くなっています。ヤマトにするなら個人事業ではなく、正社員として働くほうがよさそうです。

佐川の業務委託契約について調べたい人は:

当面は佐川とAmazonを並行して、配達業に慣れ、自分に合う方が明確になった時点でひとつに絞ることを検討したらいいと思います。

Amazon Flexだけではなく、複数の仕事を育てて並行したほうが良い
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結論:Amazon Flexは事業を営んでみるのに最適

僕は辞めてしまいましたが、配達業をやってみてよかったと思います。

特に、副業を始めてみたい方にはすごくいい勉強になると思います。

配達業の業務委託は売上がしっかりあがるのもメリットです。

よく言われる副業の候補はブログだと思いますが、結果が出るまでに時間を要します。

モチベーション維持が大変ですし、結果が出る前に諦めてしまう人も多いので。

配達業をもってみることで、売上➖経費=利益を体験し、事業用の口座でお金の流れを目で追う。

それをこなしてみたうえで、会社員でいるほうが自分に合っているのか、それとも事業を展開していくのがいいのかを判断するといいと思います。

僕も黒ナンバーを黄色ナンバーに戻し、いまの車は車中泊旅ようの車として新たな収入源を産んでくれています。

体験、失敗、成功。小さくてもいいので新しいことを経験することが、自分らしく生きることには必須だと思います。

この記事が配達業をやってみたいと思っている方や、副業を始めたいと考えている方に少しでも参考になったら嬉しいです!

Amazon Flexの公式ページ
Amazon Flex HP

副業はとにかくなんでもしてみて、早く自分に合うものを見つけるべきです。

僕の成功体験はこちら。

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